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むし歯や歯周病になりたくない
－予防歯科－

PREVENTIVE DENTAL CARE

健康寿命の延伸を目指す
予防的な歯科医療

体が健康であれば意識することは少ないかも知れませんが、歯は食事を楽しむためにも、食物を効率よく嚙み砕いて適切に栄養を摂取するためにも、活舌良く会話するためにも欠かすことができない存在です。
予防歯科は、歯と歯ぐきを健康を保ち、健康寿命を延ばすことを目指しています。
「治療が終わったら安心」ではなく、継続してお口の健康を管理することが大切です。また、むし歯や歯周病は家族間での感染が多い病気です。ご家族全員で定期健診に取り組まれることを強くお勧めします。

むし歯と歯周病の予防

むし歯や歯周病の要因をコントロールする

むし歯や歯周病は、お口の中にいる細菌による感染が原因で発症する病気です。これらの細菌は、それぞれ別の種類ではありますが、いずれも飲食などから摂取した糖質（ショ糖）からつくられる歯垢（プラーク）の中で増殖するという共通点があります。つまり、お口の中の歯垢を適切に除去できれば、細菌の増殖を抑えることができます。これをプラークコントロールといい、日常のセルフケア（歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスによる清掃）とプロケア（歯科医院で行う専門的なクリーニング）を組み合わせることで、むし歯や歯周病を予防することができます。

当院の予防歯科

定期的な歯科健診

むし歯や歯周病を予防するうえで、定期的に歯科健診を受けることが重要です。定期健診では、歯や歯ぐきの状態を評価し、むし歯や歯周病の状態を確認します。何かしらの問題があっても早期に発見できれば、治療を行わなくても済む場合もありますし、治療が必要になった場合でも最小限の処置で済む場合が多くなります。
その他、患者さまのお口の清掃状況を確認することで、この後に紹介するクリーニングやセルフケアの改善点を見つけることにつながります。

専門的な歯のクリーニング

歯垢は、唾液の成分（カルシウムやリン酸）と結合して石灰化し、数日で歯石に変わります。歯石の中で細菌は生息できませんが、歯石は表面がざらざらしているため、歯石に付着する歯垢が落としにくくなってしまうため、プラークコントロールが難しくなってしまいます。この歯石は、患者さまご自身で取り除くことができないため、歯科医院での専門的なクリーニングが必要です。クリーニングで歯の表面を滑らかにすることで、歯垢が落としやすくなり、セルフケアの効果も上がります。

口腔衛生習慣の指導

プラークコントロールの大部分は、歯垢ができにくい食事習慣であったり、歯垢を適切に取り除くセルフケアなど、患者さまご自身の生活習慣ということになります。
歯科医院では、定期健診でお口の状態を確認したうえで、歯並びやお口の環境、磨き癖を考慮し、患者さまに合わせたセルフケアの改善を提案します。
また、患者さまのライフスタイルやライフサイクル、ライフステージなどをお伺いし、無理なく実践できる生活習慣の改善点をアドバイスします。

フッ素塗布

フッ素（フッ化物）には、むし歯を引き起こす細菌の働きを抑える効果や、歯の表面を覆うエナメル質を強くする効果、お口の中が酸性になることで溶けだした歯の成分を再石灰化する働きを助ける効果があり、むし歯の予防処置として広く知られており、市販の歯磨き粉などにも多く使われているものです。歯科医院では、市販の歯磨き粉などに含まれているものよりも高濃度のフッ素で歯をコーティングする予防処置を行っております。
詳しくスタッフまでご相談ください。